
親や親族が亡くなった後、遠方に住んでいると、実家や空き家となった住居の遺品整理をどう進めればいいか悩む方も多いのではないでしょうか。遠方だと何度も足を運ぶのが難しいうえ、現地の状況も把握しにくく、遺品整理が精神的・体力的に大きな負担になることも多いです。
この記事では、遠方からでも遺品整理をスムーズに進めるためのポイントや、専門業者に依頼する際の流れ、依頼時のポイントなどを詳しく解説します。遠く離れた場所からでも、大切な人の遺品をきちんと整理したい方は、ぜひ参考にしてください。
遠方からの遺品整理を上手に進める手順
遠方からの遺品整理を成功させるには、現地に何度も行けないからこそ、限られた時間の中で効率的に行動することが重要です。
ここでは、遠方からの遺品整理を上手に進める手順を4つに分けてご紹介します。
事前にしっかりスケジュールを立てる
遠方から遺品整理を行う場合、滞在期間は限られることが多いため、無計画に進めると想像以上に時間が足りなくなることが想定されます。そのため、訪問日数・作業時間・手続きを含めた全体スケジュールを、事前に紙面やメモアプリなどで可視化しておきましょう。
また、行政への届出(公共料金の解約、相続関連など)や、鍵の受け渡し方法などもあらかじめ調整しておくと、現地での無駄な待ち時間を減らせます。スムーズに終わらせるためにも、「何を・いつ・誰がするか」を明確にしておくことが大切です。
必要な道具を準備しておく
遠方から赴いて現地で遺品整理を行う際は、整理・清掃のための道具を忘れずに準備しましょう。具体的には、以下のようなアイテムがあると便利です。
- 丈夫なゴミ袋(可燃・不燃の分別用)
- 軍手やマスク(衛生・安全対策)
- 段ボールや収納ケース(持ち帰りや仕分け用)
- ガムテープや油性マーカー(中身の表示や封止め用)
遠方での作業では、現地で調達する時間や手間がかかることもあるため、可能な限り自宅から持参しておくと安心です。また、整理の途中で出てくる貴重品や書類の一時保管用に、小さめのバッグやポーチも用意しておくと重宝します。
判断ができないものは「保留」に仕分ける
遠方からの遺品整理は、日数が限られていることが多いですが、短期間で全ての遺品を確認・判断するのは現実的に難しい場合があります。そのため「すぐに処分するもの」「持ち帰るもの」「判断に迷うもの」などに分類し、迷ったものは「保留」として一時的にまとめておくのがおすすめです。
保留に仕分けたものは、遺品整理後に親族に確認したり、気持ちが落ち着いてから改めて見直したりすることで、要不要を冷静に判断できます。特に、写真・手紙・アルバムなどは感情的な判断が入りやすいため、無理にその場で結論を出さずに一時保留とするのが賢明でしょう。
家族や友人と協力して作業する
遠方からの整理は、移動だけでも負担が大きく、1人で作業するのは非常に大変です。そのため、できるだけ家族や親族、親しい友人と日程を合わせて、複数人で協力して進めることをおすすめします。
人手が多ければ、仕分け係、清掃係などで作業を分担でき、時間短縮にもつながります。また、故人の思い出の品について話しながら整理できることで、気持ちの整理にもつながるというメリットもあります。
特に高齢の親が亡くなった場合などは、子ども世代だけでなく、親戚や地域の知人にサポートをお願いするのも有効です。
遠方からの遺品整理は専門業者への依頼がおすすめ
遠方からの遺品整理では、時間や労力、交通費が大きな負担となるため、専門の遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。業者に依頼すれば、自分たちで整理作業を行う必要がなくなり、精神的にも肉体的にも負担が大きく軽減されます。
最近では、現地に足を運ばなくても対応してくれる「立ち合い不要型」の業者も増えており、鍵の受け渡しや作業報告を郵送やオンラインで完結できるケースもあります。写真付きで作業の進捗や完了報告をしてくれる業者も多く、安心して任せられる環境が整ってきています。
また、専門業者は仕分けや処分、清掃、貴重品の保管・郵送まで一括して対応してくれるため、遠方からの遺品整理に慣れていない方でもスムーズに対応可能です。
「すたーとらいん」では、遠方からの遺品整理にも柔軟に対応
鍵をご郵送いただき、現地の写真をお送りいただければ、立ち合い不要で迅速に作業を進めることが可能です。複数名の遺品整理士が在籍しており、お客様の大切な想いに寄り添いながら、丁寧かつ誠実に対応いたします。
仕分け・清掃・不用品の処分だけでなく、ご指定先への遺品の配送も承っており、離れたご家族のもとへ大切な品を安全にお届けします。多彩なサービスと真心をこめた対応で、お悩みやご要望にしっかりお応えいたします。
遠方の遺品整理でお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。