【2021年度実例紹介】ゴミ屋敷状態になるまで - 神戸の不用品回収センターすたーとらいん -

兵庫県明石市40代後半のN様からご依頼がありました。

N様は私と滝村が電話対応し現場見積をして回収、片付けまでさせて頂いたお客様です。

弊社に依頼のお問い合わせをして頂いた時、N様は「部屋が少し不用品で一杯になったので回収して欲しい」というご依頼でした。

当初、私は只の不用品回収だと思いました。

次の日にN様から2回目の電話があり「女性スタッフが見積に来てほしい」とご要望を頂き、私が伺う事になりました。

初めてお会いした印象は、ごく普通のOLさんっぽい清潔感に漂う感じの方でした。

軽くご挨拶自己紹介をし玄関に靴を脱いだ瞬間、異様な違和感を覚え玄関の奥に進むと、なんとゴミが天井近くまでびっしり積み上げいました。

あまりの迫力に一瞬、言葉を失いましたが、ここはお客様の立場に立ちN様がどうしたいかのご要望伺いました。

1. コンビニの食べた容器や明らかゴミとなる物は捨ててほしい
2. 未開封の洋服や雑貨など一緒に片付けほしい
3. 使える物は捨てずにリサイクルや寄付などをして欲しい

N様はすたーとらいんのホームページをよくご覧になっていました。

最初は不安と恥かしさで目を合わしてもらえなかったN様ですが、段々お話しをしていくうちに何故この状態までに至ったのか教えて頂きました。

ほんの一部ですがなにか参考になればと思います。

今まで一緒に生活していた人がいたから掃除を頑張っていたものの、一人で生活するとなれば「そもそも掃除をする必要性がないのでは？」と思っている人もいます。

家に誰かが遊びに来るわけでもなく友人付き合いもないので、家のなかをわざわざきれいにする必要がない、意味がないと話す人もいるのです。

N様もそうでした自分しか使わない空間だとついつい汚れたままになってしまう人も多いのではないでしょうか。

もうひとりの生活なので掃除の必要性を感じないと話す人も多く、ゴミ屋敷の状態から抜け出せなくなってしまいます。

これはゴミ屋敷状態になる原因トップになります。

これくらいのゴミならいいと放置していくと、どんどんゴミの山になって行きます。

気づいた時には自分一人でどうしようもなくなり、人には相談できず、その中で孤独死に繋がる事も多いです。

先ずは勇気を出して自治体や専門業者に頼ってください。

N様のお部屋を見渡すと同じ洗剤が20～30個、トイレットペーパーは未開封が10個、ショッピングした紙袋は未開封の物が山積になってました。

実際、回収させて頂いた時も同じブランドの同じ服が何枚も何十枚も出てきました。

• 「ついつい同じものや似たものばかり買ってしまう。」
• 「持っていてもどうしても欲しくなり我慢ができない。」
• 「買うことがストレス発散になる。」

この症状に陥った人は、イライラしたり、プライベートで嫌なことがあったりすると買い物をして心を落ち着かせようとします。

心の隙間を物質的に満たすことで、一時的に幸福感でいっぱいになるのです。

しかし、また時間が経つと新しいものが欲しくなってしまうのです。

ひどい場合は借金をしてでも買い物を続ける人がいます。

N様も何枚もカードをお持ちで限度額を超える買い物をしてしまうほどでした。

今は第三者機関によってカードを使えない状態にして心の整理、お金の管理を今も続けています。

ゴミ屋敷になる根本的な原因は、ものを捨てられずにためてしまうことです。

そのため、ものに執着していることが、ゴミ屋敷になりやすい特徴といえるのです。

どんなものでも手元に残したいという気持ちが、ものに溢れたゴミ屋敷を作ってしまうのです。

N様も未開封の袋の物さえもいつか使う時がくる、、、物が溢れてると安心する。

みなさんどうでしたか？ほんの一部でありますがゴミ屋敷になるまでの原因を挙げて見ました。

こういった症状はセルフネグレクトの可能性も考えられます。

セルフネグレクトとは何か？詳しくは下記の記事をご覧ください。

今、ゴミ屋敷状態、今からゴミ屋敷状態になっていく、、、、ゴミ屋敷を片付けたいと思ったら

ゴミ屋敷になっているのが自分の部屋だけだったり、ごく一部である場合には自分で片付けることもできます。

まずは手近にあるゴミをひとつ捨てるところから始めましょう。

お部屋が綺麗になると精神状態も安定し活力がみなぎって来ます。

先ずは少しずつでも片付けて行きましょう。

頼れる友人や家族に手伝ってもらうこともできます。

勇気をだして頼れる家族にSOSを出し一緒に片付けてもらいましょう

自分一人でやると、どうしても中だるみが起こってしまったり、体力的に片付けを終えるまでかなりの時間がかかってしまいます。

そのため、友人や家族など、信頼できる人と一緒に一気に片付けを進めるのがポイントです。

身近な人に知られたくない場合には業者を雇って片付けましょう。

「自分の家や部屋がゴミ屋敷になっているだなんて知られたら恥ずかしい」と誰かに頼るのをためらう女性もいます。

ですが、ゴミ屋敷を作ろうと思って作る人はいません。私たちすたーとらいんもその点はよく心得ています。

綺麗な部屋にするための第一歩をぜひお手伝いさせてください。

まずは勇気を出してお電話ください。